天栄村

推進協議会について

平成21年9月に子ども農山漁村交流プロジェクト、教育旅行等の受入地域として、天栄村の雄大な自然や歴史、伝統文化などの魅力ある多様な地域資源を全国に発信するとともに、都市部の児童等を受け入れることにより、地域の宝の再確認や人々の活性化を図るため、平成21年9月設立。
行政をはじめ25団体の構成で組織されており、構成団体以外にもブリティッシュヒルズやレジーナの森といった企業、地元のNPO法人等との連携体制が形成されており、地域の人々が一丸となって受入を行っています。

○推進にかかる経緯

  • ●平成21年 5月 天栄村役場からの委託により発足
  • ●平成21年 7月 天栄村ふるさと子ども夢学校推進協議会設立発足準備員会開催
  • ●平成21年 9月 天栄村ふるさと子ども夢学校推進協議会設立
  • ●平成22年10月 福島県モデル受入地域協議会認定
  • ●平成23年 7月 福島県事業「ふくしまっ子体験活動応援補助事業」開始
  • ●平成23年10月 福島県モデル受入地域協議会認定(以降継続)
  • ●平成24年 1月 まちむら交流機構等の推薦を受け、キズナ強化プロジェクト受入地域の打診
  • ●平成25年11月  全国グリーン・ツーリズムネットワーク福島県大会地域分科会開催

○教育旅行等の受入について

平成23年7月に東京都の中学校2校、約500名の受入が決定していたが、3月に起きた東日本大震災により保護者等の実施反対、懸念され2校とも他県にての実施(キャンセル)となってしまった。その後も天栄村の安心・安全性をPRし、誘致活動を行ってはいるものの、保護者の不安感が大きく、誘致が困難な状況である。現に、本年度の7月に東京都の中学校1校の受入予定があったが、採択時期であった去年の秋頃において、福島第一原発の汚染水問題がニュースを賑わした時期と重なり、保護者からの反対の声があって、他県にての実施(キャンセル)となってしまった。本年度においては、福島第一原発からの距離等と示したMAPを作成し、正しい情報の発信につとめ、教育旅行の誘致も促すイメージ戦略を図ることにしている。

○福島県内子どもたちの受入について

平成23年3月の東日本大震災により、屋外活動制限を余儀なくされた福島県内の子どもたちが、のびのびと屋外活動出来る場の提供をと開始された「ふくしまっ子体験活動応援補助事業(福島県)」の受入地域として、福島県内の親子の受入を実施。初年度(平成23年度)においては、福島市や郡山市等、県内でも放射線量の数値が高い地域からの参加や問い合わせも多く、参加時に涙ぐむ保護者の方も見受けられた。こちらの事業は継続して現在も行っており、福島県内の子どもたちののびのびとした活動の一助となっている。

○海外からの青少年等の受入について

平成24年始めに、まちむら交流機構等の推薦を受け、外務省事業「キズナ強化プロジェクト事業(民主党政権)」現在は名称が変わり「JENESYS2.0事業(自民党政権)」の受入地域として、海外の青少年の受入を行っている。福島県内で受入を行っているのは、喜多方市、南会津町、天栄村の3市町村のみ。
日本の力強い復興の姿、現状を知り、理解してもらうとともに、帰国後の情報発信による日本、天栄村の安全性のPRにつとめている。震災学習プログラムを積極的に取り入れて実施している。
帰国後発信プログラムとして、天栄村のPRソングやPRムービーを作成してくれた青少年等も多く、YOUTUBE等のSNSを活用して世界に広く発信してくれている。

○キズナ強化プロジェクト事業(外務省)について

青少年交流(キズナ強化プロジェクト)

「アジア大洋州地域及び北米地域との青少年交流(キズナ強化プロジェクト)は、2011年3月11日発生した東日本大震災で日本が受けた被害と再生に関する、諸外国の正確な理解増進を目的として日本政府により進められた事業。アジア大洋州地域及び北米地域の41の国・地域から青少年を招聘し、交流プログラムや被災地視察、ボランティア活動等を実施するとともに、日本の青少年をそれぞれの地域へ派遣し、被災地の現状に関する正しい認識や、防災知識などについて、幅広く共有する。本事業の大部分を占める短期招聘では、日本滞在10日間のうち、原則6泊7日間の東日本大震災被災地(※特定被災区域)の訪問が含まれています。
●交流人口は、招聘と派遣を合わせて約1万人。
●被災地4県(岩手県、宮城県、福島県、茨城県)で受入を実施。

招聘事業

短期(原則10日間、約9,710名) 【対象】 (1)アジア大洋州:高校生・大学生等 (2)北米:高校生 【プログラム内容】 被災復興講義、6泊7日の被災地訪問プログラム(高校・大学交流、地域交流、ボランティア活動、視察、産業体験等)、他地域でのホームステイ、学校交流、市民交流、視察、等 長期(原則1年、約250名) 【対象】アジア大洋州:高校生・大学生等 【プログラム内容】 一般家庭でのホームステイからの通学、滞日中に3回の被災地訪問プログラム(ボランティア活動、地域交流、視察、産業体験等)

派遣事業

短期(原則10日間、約2,495名) 【対象】 (1)アジア大洋州:被災地の高校生・大学生等 (2)北米:被災地の高校生 【プログラム内容】 英語研修(北米のみ)、文化体験、高校・大学交流、ホームステイ、視察、復興に関するプレゼンテーション等 長期(6ヶ月以上、約200名) 【対象】北米:被災地の大学生・大学院生等 【プログラム内容】英語研修、ビジネス慣習研修、文化体験、インターンシップ等、復興についてのプレゼンテーション等

○JENESYS2.0およびKAKEHASHI Project(外務省ほか)について

JENESYS2.0

「JENESYS2.0」および「KAKEHASHI Project-The Bridge for Tomorrow」は、クールジャパン事業の一環として、日本とアジア大洋州地域及び北米地域をつなぐ青少年交流事業です。2013年3月、日本経済の再生と、日本的な「価値」への国際理解の増進を目指し、始まりました。参加した青少年は、帰国後にSNS等を活用して積極的に日本の魅力について対外的に発信することが期待されています。

※JENESYS2.0は、2007年から5年間実施した「21世紀東アジア青少年大交流計画JENESYS Programme (Japan-East Asia Network of Exchange for Students and Youth)の後継として実施されます。

※KAKEHAHI Project(米国事業)については、独立行政法人 国際交流基金より、地方プログラムの企画・運営(招へいプログラム)等を受託しています。

○震災学習について

当会では、東日本大震災を教訓に、災害時に身を守るためには子どものころから防災についての知識を身につけ、的確に対応できる力をはぐくむことが大切であり、家庭や地域社会と学校等所が連携して防災教育に取り組むことが重要と考えました。そこで防災教育の充実を図るため、また、未曾有の大災害である「東日本大震災」の被災の事実を風化させない、支援・復興の取組みにつなげるために防災教育プログラムの開発に取り組んでいます。防災をテーマとした宿泊体験や体験学習プログラムを通して、子どもたちが災害時等の困難な状況においても、自ら考え、互いに助け合い、生き抜くための知識と技を身につけることで、復興を担う子どもたちの防災意識を高めるとともに、他者を思いやる心や行動できる力などの“生きる力”を育みます。また、地域住民の皆さんの参画や避難所等で生活されている方にご協力をを得ながら実施することにより、そこで得た知識と経験を地域や学校等で生かし、防災教育の推進と地域防災力の強化、地域の絆づくりに繋げることを目指しています。

○震災学習プログラムについて

行政による除染の取組みについて講話  ・「ゼロへの挑戦」鑑賞
福島第一原発事故により、福島県全体で向き合っていかなければならなくなった放射能汚染。天栄米栽培研究会の放射性物質吸収抑制の取組みを学ぶ。
放射線学習(除染プラザ)
福島県がどうして除染を行わなければならなくなったのか、放射線への人体への影響など。放射線を実際に見てみる。
米、きゅうり農家訪問
農家との交流。自分たちで収穫体験。風評被害に立ち向かう姿など。震災前後のお話し。
放射線量測定
自分たちが収穫してきたきゅうり等の農作物を線量計で実際にNAIシンチレーションスペクトロメーターで計測してみる。天栄村産の農作物の安全性のPRにもつなげる。
震災講話(双葉町、富岡町の方)
被災された方々から体験談(震災の恐ろしさ、悲しさ、復興への思い等)等の実体験を直接聞くことで震災についてより具体的な理解を得、未曾有の大災害の教訓、経験を次世代に伝え、災害の風化を防ぐことにもつなげる。
東日本大震災活動記録(警察署、消防署、自衛隊の方)
絵本や紙芝居の読み聞かせ
サバイバルキャンプ(防災キャンプ)
初期消火と応急手当、三角巾での応急処置や竹の棒と毛布を使った担架作りなどを消防署員から教¬わる。ブルーシートを使っ¬たテントの立て方、ビニール袋と新聞紙を使った寝袋のつくり方を学ぶ。空き缶でランタンと飯ごう作り。新¬聞紙で器作り。炊き出し体験、火おこし体験など。
なまずの学校(カードゲーム)

○都市農村交流 グリーン・ツーリズム

~ グリーン・ツーリズムとは ~
「グリーン・ツーリズム」は、都市に住む人たちが自然豊かな農山村地域において自然、文化、そこに住む人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動で、長期バカンスを楽しむことの多いヨーロッパ諸国で普及した旅のスタイルです。自然豊かな農山村や歴史と伝統ある地域にゆっくりと「滞在」し、農作業や地域の自然、生活、文化等を「体験」し、とても大切なこととして、訪れる側と受け入れる地域の人々とのふれあい等の「交流」を楽しむ。中にはその地域に第二のふるさとを見いだし、ファンになり、幾度も足を運ぶうちに「定住」してしまう人も出てくる。こうした余暇の楽しみ方です。 日本においては、近年は、市民農園、田植え・稲刈り等農作業への参加等の農業・農村体験から、学校教育を通じた体験学習、産直等農産物の販売やふるさとまつり等のイベントまで、広く都市農村交流一般を指すことが多くなっています。
~ 滞在、体験、交流そして定住 ~
グリーン・ツーリズムを分かりやすく表現すれば、「滞在、体験、交流そして定住」ということができます。しかし、その楽しみ方は決して一様ではなく、極めて多様で、個性的、個人的なものです。人それぞれの好みと受け入れる側の地域や人々の特性により、あらゆる形の楽しみ方があり得ます。長く泊まって色々な体験をするパターンから、そば打ち体験や農業体験だけというパターンなど様々な形が可能であり、体験なしの滞在だけというケースも少なくありません。
~ 連携による多様なメニューの提供 ~
滞在、体験、交流についてその地域の自然や伝統文化に根ざしたものとなるよう工夫した、受入メニューが充実しています。体験インストラクター等の指導者が集い、意見を出し合い体験プログラムを確立しました。多様な体験施設、宿泊施設、体験プログラム、交流の場の機能をすべて備えていることは希であり、地域において様々に「連携」して一連のサービスを提供することができます。地元の食材を食べることを楽しみに訪れる人、農作業体験や自然体験を目的として訪れる人が、地域の祭りやイベントを楽しみに訪れる人、グリーン・ツーリズムで農村を訪れる人々の目的は様々ですが、天栄村ふるさと子ども夢学校推進協議会では地域全体で「連携」を作り上げ、幅の広いグリーン・ツーリズムのメニューを提供することにより、受入をより幅の広いものにすることが可能です。